オペレーション・シャドウダンス

 

つーわけで、1月5日に全容をサイトにアップしたら、その日の夜に臨時メンテが入りました。
もう僕はアンインストール済みなので完全に対策されたのかは謎ですが、
プレイヤーの評価は「完全に直ったわけではないだろう」「方法はまだあるはず」と懐疑的なもの。
僕もこの程度の修正なら他にやりようはあるだろうと思っていますし、根本的な解決には至っていないとも思う。

とはいえ一時的な処置ならば悪くはないと思うが、それでもやはり対応が遅い。

告知があった3日後である今日、メンテなどの情報リストから緊急メンテのことが消えていた。
もしかしてなかったことに?

こちらは定期メンテの内容。

「・ロットされたアイテムを分割してメールに送付すると、
インベントリに残ったアイテムが使用できなくなる不具合の修正」

とひっそり一文だけ付け加えられている。
ややこしそうな不具合なのだから大変そうではあるが……。
どうも被害の補償とかは期待できそうにない。
やっぱりこのまま無かったことになりそうです。

 
オペレーション・シャドウダンス。
第一段階は遺品処理に利用。
第二段階は抜き取りを利用した1ch露店荒らし。
第三段階は対象を廃人に設定。
そして最終段階は、無自覚の不正利用者を大量に作ることだったのですが、
第二段階の途中で協力者が飽きてしまうというアクシデントに見舞われ、
そして僕自身「なんかもういいか終わったゲームだし」という今更な気分になってしまい頓挫しました。

やり方に関しては先に書いた通りが僕の知るほぼ全てなので、
新規アカウントと別回線を用意すれば・・・。
いやいや、何かあっても僕には責任取れません。
バグ利用はBANされる覚悟のあるものだけが行なうべきです。
最初からするなって話ですが。

あのバグを成功させるにはラグが必要になるのだけれど、
本来行なうべき定期メンテナンスを1回休んでおり、サポートも休んでいる。
おかげででサーバーは通常時より不安定だし、運営の対応も遅くなりそうなので
もしもやろうってんなら今が一番なんだろうなぁ。

と思っていたのですが。
それでもなんだかんだで運営も普通ではない事態という認識はしているらしい。
日記を更新した日の夜にこんなメールが届いていました。

いつもならこんな措置もなかった。でもね、こんな措置してもダメなんです。
やり方は既に公開されており、そもそもバグの発生した時期は少なくとも数ヶ月前。
僕以外の誰かが悪用していないとも限らない。(僕は発見から今まで封印し続けてきたけど)
そうでなくても今日から定期メンテまでの4日間に何があるかもわからない。

このメールは臨時メンテナンスを挟まなくていいという判断なのだろうが、どうすんでしょうね。

おまけ

作戦第一段階時に10chスラムでお披露目していたときのこと。
でぃーば君が無邪気に「彼らがどんな風に詐欺られたか体験してみたい」というので、
最終段階でやるつもりだった「無自覚の不具合利用者を作る」ことにしてあげました。

この後、更に押し付けたゴミアイテムが「?靴」に変化したようですが、何も知らないでぃーば君は
バグ利用でBANされることを恐れて鑑定せずに捨ててしまいました。

もちろんそれは、その時10chスラムにいた誰かのものなの。
それが何で誰の物かは闇に葬らされました。やっちゃったなーとネタばらしをしてあげました。

それからというものの、彼はBANに怯え別ゲーに逃げる日々を続けているようです。
哀れ。

 
このバグはまだまだ研究不足なので訳のわからない挙動が多発します。
実際、今回この作戦を発動させた時も新たな発見をしてしまう程でした。

とりあえず、僕はこの有様を言葉で説明できないので動画に収めました。
見ればいいと思います。

わかるでしょうか。
どこからともなく?杖(Poor)が湧き出ました。

わかるでしょうか。
バッグと暗器が出てきました。

これは、遺品装備処理の時に行なったバグの派生。
やり方は簡単で、知ればなんだそんなことと言ってしまうもの。

前回はメール送信後のラグの間にトレード画面へアイテムを乗せ、
メール送信完了を待ってから取引を完了させるものだった。
しかし今回は、メール送信後のラグの間にトレードを全て完了させるというもの。

僕は運営でも開発でもないので断言はできませんが、
これにより「結果的に」と付け加える感じになるが
エリア内にいる他人のインベントリからアイテムを抜き取ることができてしまうようです。
特定の個人からアイテムを指定して抜き取るということができるかはわかりませんが。

一説によるとアイテムIDがどうのこうのだの、難しい話はよくわかりません。

こんな現象も起こったりします。

また、酷いときにはそのエリアにいるプレイヤー全員を不正落ちさせてしまったり、
秘密ポーチなどで保護されているアイテムも取れてしまったりします。
もちろん他人が装備中のものや本来取引できないアイテムもスれてしまうというトンデモ現象。
正直もうわけわかんないです。なんでこんなバグが起こるんでしょうか。

こうなるとDUPEとか本格的にできてしまうのではないかと考え、
1個3Mくらいのジェム破片を3つ購入してトライしたところ、動画の有様。
挙句、録画を止めた後に弄っていたらジェム破片が?杖→+5ブラックウッドスタッフになり、
ジェム破片は虚空の彼方に消え去りました。
ヘタすれば他のプレイヤーのインベントリにこっそり紛れ込んでいるのかもしれません。

ただ同じエリアにいるというだけで無関係の人々が被害を被ったり、
もしかすると利益を得ているかもしれない。
そうでなくても何も知らない人にアイテムを送りつければその人は…。

僕は今まで、いつでも相手をPKできるゲームだと思っていましたが、
いつでも相手を不具合利用者に仕立て上げることができるゲームだったわけです。
恐ろしいですね。

 

さて、とりあえずサクサク遺品装備を処理していきましょう。
何はともあれ借金は返さないといけないからね。
いい値段を提示してくれる人を適当にピックアップ。

というわけで、今回の手口は直接トレードを使ったもの。
直接トレードなら安心。そんな風に思ってた時期が僕にもありました。
しかし何でもありのバグだらけオンラインでは、それすら危険な行為であることと警告します。

わかるでしょうか。
ただのトレードにしては不自然なことが。

わかるでしょうか。
アイテムを手元に残したまま、金だけ受け取れてしまったことが。

いつもであれば、バグの存在は明かしても、再現方法を書くことはなかったのですが、
今回の場合は記事にするにあたって、
再現方法を開示せずに記事にすることが困難だったために公開していきます。

といっても勘のいい人なら、既にもう何をどうやってるのかはわかると思います。
そう、ズバリ「メール送信時に起こるラグを利用してアイテムをこちらの手元に残しながら金だけもらおう」というもの。
普段ならメール送信時にラグは起こらないのだが、21時以降のピーク時には若干、もしくは極端に重くなることがある。
その隙間を狙うのである。

動画にするとこんな感じ。

この動画では割と失敗しているが、極端に重くなっているときなら1回で成功できる。
こちらからの画面だと、メール送信時にトレード画面からアイテムが消えているが、
相手から見れば、メール送信後もトレード画面にアイテムが残り続けるために
勘違いしてそのまま確定してしまうというのだ。

もちろん、相手は存在しないアイテムを受け取ることになるので、インベントリには何も残らず、
実際のアイテムは退避先である協力者のメールに届くのである。そして僕は無事Goldを得ることができる。
正直、このバグを利用されたら回避不能だと思う。メールのできないダンジョンでの取引にならなんとか?

とりあえず10M以上で入札している人にはどんどん連絡を入れていこう。
ログインしていない人もいるが、それはそれで問題ない。
なぜなら間違いなく全チャで騒がれるので、後日取引する分には都合がいいのだ。

そういうわけで、どんどんお客さんを呼び出していく。
こうなっていくと時間との勝負なのだが、意外とラグくならない。
失敗続きで焦れる僕。
相手もたぶん、「品物出さないな・・・何か企んでるな・・・」なんて焦れてたと思う。

滑り込みセーフでした。

+7ゴールドチェーンヘルムは、200M超えの超人気商品となっていました。
その中で一番大きい額がこの方。代行鍛錬勢で僕もいろいろお世話になっていました。

しかし夢破れてしまいました。

こちらの方もいろいろお世話になった方。
僕のようなクズにも優しく接してくださいました。

しかしながらフレンドにお金を預けたままで手持ちがないらしいので、
残念なことに金兜獲得には至りませんでした。

そんな具合で、もう一押しで1Ggoldに。
10chスラム面子や手錠ユニの連中からも巻き上げたら1.3Gくらいにはなるんじゃないかな?
今更売上金をイベントに回すとか考えてもないし(最初からそんなつもりもなかったが)、

全く違う説明でバグのことをはぐらかしていたので、やろうと思えばいけたのだが
協力者が「それだけは止めてくれ」というので彼らには干渉しないことにした。
ちなみに画像の10chスラムTRで発言してるcharnabeさんは
ゴールドチェーン装備にそれぞれ200M出してくれてました。

協力者なしじゃやってれんので、結局900Mくらい巻き上げたところで遺品装備関係は打ち止め。
連絡がとれなかった人は大変ラッキー、今年一年はいい年になると思いますよ。
ゆきのぶ君はちょっと落ち着いたほうがいいと思う。

まぁでも、正直お金なんてどうでもいいんですよ。
僕の使命はこのバグの重大さを広め修正させること。

ここに書いた程度のことなら(あってはならないことだが)、まぁよくあるバグの一種。
本当に恐ろしいのはここからなのだから。

 

このバグは当時、DUPE技の開発実験を行なっているときに発現したもの。
誰も気づいていないからか、発見した去年の9月後半から現在に至るまで修正される気配が無い。
俺の予想では、それこそオープンベータのころからあったと思う。

最初に発現したとき、周りを巻き込んでしまい、
こんな制御不能なバグは封印だと今まで黙っていた。
が、やはりこれほどに危険なバグだからこそ修正されなければならない。
俺というバグ情報発信者がいないこれからのWizardryOnlineを考えれば尚更。

しかし、先のジェム売り錬金バグの一連の流れを見るに、単に公式からバグ報告しても届かないだろう。
公式でバグが発生したというメンテ日の夜の時点で発覚・通報があったにも関わらず、
その間に行なわれた緊急メンテは「キャラクターアレンジサロン」に関することのみ。

思い返せば、決戦場内に何人でも入れるバグや、フライングファイター、ワープ技、etc・・・
それらのバグは初期からあり、通報もそこそこあったはずのものだ。
しかしそれらは放置され続けた挙句、俺の日記でネタにされると即座に修正されていた気がする。

つまり、事を大きくしなければバグは直らない。直そうとしないのだ。
なら、誰かがやらなければいけないよね。

そうしてジェム錬金バグ修正と引き換えにBANされた俺だが、
今回のバグはアカウントを作成してキャラクターを作った段階で発動できるとてもお手軽なもの。
俺はこの機会を2013年・新生WizardryOnlineのためにできる最後の使命だと感じた。

だからこれが僕の最後の大花火。
この最後の仕事をオペレーション・シャドウダンスと銘打ち、
かつて引退していった戦友たちと共に事の重大さを広め、修正させるために頑張ります。

さぁ、行こうか。

遊んでる場合ちゃうで。ほんま。

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